こんばんは。そして、こんにちは。
ヒクシポワタの橋本と申します。
封印解除シリーズ、第5回です。
最初にお詫び。。。
前回の最後に
「次回は『それでも残った地下水脈』をお届けします」
とお伝えしました。
ごめんなさい、一回ズレました。m(_ _)m
「地下水脈」の話をする前に、どうしても先にお伝えしたい
ことがあって。
今回はその話を先に入れさせてください。
「創造性がない」という刷り込みの話です。
「地下水脈」は次回(第6回)にしっかりお届けします。
今回の話が終わったとき、きっと「なるほど、この順番だったか」
と思っていただけるはずです。
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前回は「空気を読む」「場」「間」という話をしました。
誰かに教わったわけじゃないのに、全員がやっている。
それは「同調圧力」じゃなく、場を全員で作り上げるという
別の知性だ、という話でしたね。
今日は、その「別の知性」が、ある言葉によって封印されて
きた、という話です。
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「日本人は創造性がない」
一度は聞いたことがありませんか。
「真似が上手いだけ」
「オリジナルがない」
「欧米から輸入するだけ」
「加工専門なので仕方無い」
そういう評価です。
日本人自身が、自分たちにそう言ってきた。
これ、いつ頃から言われるようになったのか、
考えたことありますか?
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私がふと思ったのは、
「創造性がない」と言われるようになった時期と、
何かが重なってはいないか?
ということです。
戦後、欧米型の評価基準が入ってきた。
学校教育は「正解のある問題を速く解く」訓練になった。
芸術は「独自性・個性・オリジナリティ」で評価される世界
になった。
つまり、「創造性」という物差し自体が、欧米の尺度で作られた
わけです。
その尺度で測れば、日本的なものは「創造性がない」と見える
かもしれない。
でも、そもそも尺度が合っているのか。
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たとえば、「能」を考えてみます。
能の演者は、何百年も続く「型」を継承します。
型から外れることは許されない。
これを見て、「創造性(独自性)がない」と感じる人もいる。
でも実際に能の世界の人に聞くと、こういう答えが返って
きます。
「型を極めた先に初めて、個が出る」と。
型の中に自分を入れていく、という発想です。
型を破るのが創造性ではなく、型と自分が溶け合う瞬間こそが、
能の「創造」だと言う。
これ、前回の「場を全員で作る」という感覚と、同じ構造だと
思いませんか。
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「改善(カイゼン)」という言葉があります。
製造業から生まれた考え方ですが、今では世界中に広まって
います。
japanese KAIZENとか言いますね。
ゼロから何かを生み出すのではなく、
あるものを少しずつ磨き続ける。
その積み重ねで、誰も到達できないレベルに達する。
これを「創造性がない」と言う人は、おそらく「創造」を
「白紙から生み出す爆発的な何か」だと思っている。
でも日本型の「創造」は、時間軸が違うんです。
一発の革命より、百年の磨き込み。
世界中にファンがいる日本のものづくり、日本のアニメ、
日本の料理。
どれも、「型を継承しながら磨き続けた」系譜を持っています。
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そう言えば、思い出したことがあります。
かなり昔になりますが、個人事業主として金型を
作っている友人がいます。
どんどん隣国に仕事が移動して、国内ではもう殆ど
仕事が無くなって来てました。
残ってる仕事は「複雑で、職人技で切り出す局面が
必要な金型」だった。
友人は、他の金型屋さんより、長きに渡って仕事が
続いた。
その後、私はオフショア開発という事で、隣国に
開発を委託してましたので、技術指導に何度となく
行きました。
そこで見た物。
「スキルが付いたら、転職して給料アップ」
という流れが常識的に行われていた。
それで思い出したのが、金型の話しでした。
「この考え方をしているならば、隣国に
ホンモノの技術は育たないな」
即ち、日本人が生き残る道は沢山ある。
隣国のみならず、多くの国では同じような
考え方だと思うのです。
日本人気質は、違う。
とことん極めた先に独自の文化がある。
それが我々だ。
そんなことを思い出していました。
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さて、
もう一つ、面白い話があります。
海外の美術大学では、学生に「まず模写しなさい」と
教えます。 日本の伝統工芸も、弟子は最初の何年かをひたすら
模倣に費やす。
「模倣」は創造の出発点として、世界中で認められている。
なのに「真似が上手いだけ」という評価は、なぜ日本人に
向けられたのか。
「模倣→磨き込み→独自進化」というプロセス全体を見て
いないから、だと私は思っています。
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では、なぜ「創造性がない」という評価が定着したのか。
一つには、自分たちの物差しで測る前に、輸入された物差し
で測ることを覚えてしまったから。
(「実力主義」の名の下、多くが導入した評価精度も然り)
もう一つは、前回お話した「場の文化」と関係していて、
目立つことを美徳としない文化が、外から見て「個性がない」
と映ったからだと思います。
でも、目立たないことと、創造していないことは、
まったく別の話です。
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次回は、この話を引き受けた上で、逆説的な問いを立てます。
「それでも残った地下水脈|外国人が日本に驚く本当の理由」
GHQで相当壊されたはずなのに、なぜ世界中の人が今も日本に
驚くのか。
数字とエピソードで、その話をします。
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お読みいただきありがとうございました。
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