ヒクシポワタ自然派

2026/07/22 09:38

★ 封印解除シリーズ 第10回・最終回 ★「それでも京都に400年の家がある理由」

 

こんばんは。そして、こんにちは。

ヒクシポワタの橋本と申します。

封印解除シリーズ、いよいよ
最終回です。

前回は「
神棚から何が消えたのか」の話をしました。

麻が消え、塩が変わり、
「祓う」という感覚が日常から遠ざかった。

それでも、お相撲さんは塩を撒き、
神社には、しめ縄が張られている。


意味を忘れても、形は残った、というお話でしたね。

そして最後に、こんな問いを置きました。

これだけ「消える仕組み」が重なってなお、

消えなかったものがあるとしたら。

それは、どこに残っているのか。

今日は、その答え合わせです。

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京都の路地を歩いたことはありますか?

観光地の華やかさから一本入った、
普通の通り。

そこに、さらっと建っているんです。

創業400年の店が。

室町時代から続く蕎麦屋。
江戸初期からのれんを守る和菓子屋。
何代目かもう数えるのをやめた旅館。

京都では、創業100年ではまだ「新しい方」
なんて言われることもあるくらいです(笑)

第7回でお話ししましたね。

創業200年を超える会社は世界に約5000社。
そのうち
3000社以上が日本にある。

世界中どこを探しても、
こんな国は他にありません。

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でも、ここで立ち止まってほしいんです。

このシリーズで見てきたことを、
思い出してください。

國史は「日本史」になりました(第2回)。
神話は教育から消えました(第4回)。
「創造性がない」と刷り込まれました(第5回)。
家督は廃止され、相続税が家を削りました(第8回)。
神棚から麻と塩が消えました(第9回)。

歴史の呼び名、教育、自己イメージ、
制度、税、そして祈りの道具。

これだけの「消える仕組み」が、
何重にも重なったんです。

普通なら、全部消えます。

三代あれば家が潰れる構造の中で、
400年ですよ?


十何代も、潰れなかった

おかしいと思いませんか。

なぜ、残れたんでしょうか。

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京都は大規模な空襲を免れました。
建物が物理的に残った。

でも、それだけなら
「古い建物がある街」で終わりです。

京都の家は、違う。


生きているんです。

今日も蕎麦を打ち、
今日も菓子をつくり、
今日ものれんをくぐって客を迎える。

建物が残ったのではなく、

営みが続いた

ここに、答えがあります。

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このシリーズで見てきた封印は、
すべて「言葉」と「制度」にかけられました。

國史という言葉。
家督という制度。
過去帳という記録。
大麻という言葉のイメージ。

紙の上にあるものは、
書き換えることができるんです。

でも。


手と暮らしには、封印はかけられなかった

教科書は書き換えられても、
蕎麦の打ち方は書き換えられない。

法律は家督を廃止できても、
「のれんを守る」という心までは廃止できない。

言葉のイメージは裏返せても、
毎朝、店先に水を打つ手は変わらない。

400年の家が続いた理由は、
突き詰めるとひとつです。


誰かが、毎日、続けたから

特別な日ではなく、
なんでもない普通の日を。

400年分。

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話しは少しそれますが、
うちの店で扱っている品の中に、
創業690年の味噌蔵のものがあります。
(まるや 八丁味噌 ですね)

延元2年(1337年)。
南北朝時代の創業です。

今も木桶で、二夏二冬。
昔ながらの製法を守っています。

効率を求めれば、いくらでも変えられるのに、
変えない。

続けるって、実はものすごく能動的な行為なんです。

\(^O^)/

戻ります。。。

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さて。

「京都の家はすごいなあ」で
終わらせたくないんです。

最終回なので、はっきり言います。


あなたも、続けてきた側です

玄関で靴を揃える。
「いただきます」と手を合わせる。
年末に大掃除をする。
お盆に手を合わせる。

誰に強制されたわけでもないのに、
意味を教わったわけでもないのに、
あなたの體は、何故か抵抗せずに続けてきた。

年末の大掃除は「煤払い」、
つまり祓いの名残です。

「いただきます」は、
命への感謝という
祈りです。

京都の400年の家と、
あなたの毎日の所作。

規模は違っても、
やっていることは同じなんです。

第6回でお話しした「地下水脈」。

あれは京都の地下だけを
流れているのではありません。


あなたの中にも、流れている

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このシリーズを通して、
お伝えしたかったことは、ひとつです。

日本人は、空っぽではありません。

深さを「知らない」だけで、
深さは、ずっと「ある」。

知らされなかったものは、
思い出せばいい。

封印は、力ずくで解くものではなく、

思い出すだけで、解けるものなんです。

國史も、生活の中の祈りも、
家の記憶も、麻も、塩も。

全部、まだ手の届くところにあります。

今日、靴を揃えるとき、
「これも続いてきたものなんだ」と
一瞬思うだけでいい。

その瞬間、あなたも
400年の家の仲間入りです。

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全10回、お付き合いいただき、
本当にありがとうございました。

たくさんのご感想もいただきました。

このシリーズは今回で完結ですが、
実は次のシリーズを準備しています。

今度は、外の歴史ではなく、

あなたの体の中の話です。

「腸は第二の脳」という言葉、
聞いたことがあるかもしれません。

でも実は、順番が逆だとしたら?

詳しくは、また改めて。


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第2話までをYoutubeへアップしてみました。
読むのが面倒な方は、ご利用頂ければ幸いです。
動画を見てみる ↓
https://www.youtube.com/@Hikwsipowata5

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お読みいただきありがとうございました。

日本人として誇りを、
少しでも感じていただけたなら、本望です。

また、お目にかかりましょう。