農薬・化学肥料不使用で育てた、貴重な在来種のお茶 煎茶 です。
滋賀県甲賀市信楽町で、農薬・化学肥料不使用で育てたお茶です。
現在30代の感性豊かな素朴な男性が、こだわりの日本茶を作られています。
昔ながらの生命力溢れる「在来種」の貴重な煎茶、5月の一番茶、赤ちゃんみたいな新芽を使用。
さっぱりしていて深みのある味わい、身体の芯から温まるような、エネルギー満タンの日本茶です。作り手の人柄の良さが、丹精込めて作ったお茶たちにも十二分に伝わっているのだと思います。
『在来種のお茶』と聞いてもピンと来ない方も多いと思います。
簡単に言えば、昔ながらの手間のかかる改良されていない品種と言えば良いでしょうか。
図の通り、在来種のお茶の木は、地中4〜5mくらい深くまでしっかりと根が張ります。その分、育つのに時間がかかります(だから育てる人が減ってしまった)が、お察しの通り、非常に頑丈な木に育ちます。
「しっかりと根を張り」と、日本人なら誰もが知っている言葉。この言葉を思い出してもらえれば、とても大切な事で、日本人が「良さを判断する基準」になっていることが分かると思います。
根がしっかり張ると、暴風雨に強いだけではありません。
地中深くに走っている水脈やたっぷりのミネラル分をも吸い上げて育っていきます。地球の奥深くに走っているエネルギー源と太陽の恵みを結合させ、私たち人間の栄養源になってくれている。
何とも神秘的でけなげな植物の役割ですね。
栄養分だけでなく、科学では説明のつかない生命力をじっくり育んで成長したからこそ、身体にも心にも素晴らしい栄養になるのだと思います。
生命力溢れる在来種のお茶を口に含んだ瞬間、じっくり育ってくれた時間とエネルギーが一気に身体と心に広がります。口では説明の出来ないこの感覚は、私たち人間も自然の一部だからこそ得ることができるのだと思います。
温かい美味しい日本茶を飲んで「ほっとする」と感じるのは、こういった自然のサイクルを奥底に持って育ってくれているからかも知れません。
大量生産を基本に発展してきた日本ですから、現在、市場に出回っているお茶のほとんどは、育てやすく改良された「やぶきた」と呼ばれるものになっているそうです。
もちろん、これが悪いと言うことでは無くとても素晴らしい側面も与えてくれています。作りやすいということは、労力としても多大なメリットをもたらし、「誰でもお手頃の価格」でお茶を飲めるようになりました。
(茶楽園の茶畑。電力を使わず、自然のサイクルで育てている為、強烈な霜が降りてしまうときが有り、新芽が一旦リセットされることもあるそうです。扇風機を使って霜を拡散すると被害が抑えられるそうですが、こだわって育てたいが為に電力は使わないそうです)
(上は、茶摘みの様子です。)
私たち人間は、選ぶ権利を与えられています。便利さを選ぶときもあれば、こうした作り手のこだわりの逸品を選ぶ時もあって良いと思います。
時には、地球と太陽のコラボレーションで生まれた背景に想いをはせてお茶を楽しむのも良いのではないでしょうか?
安全でさっぱりとした味わいの『茶楽園の煎茶』どうぞお楽しみ下さい。
お茶のパッケージには、1つずつスタンプを押しているそうですよ。
まさに手作りですね。